◎足を組む・横座り
足を組んだり横座りをすると膝に対して横方向の力が加わります。反復的または長時間足を続けることでO脚・X脚の形成を助長してしまう事があります。また骨盤の歪みを誘発してしまう為、腰痛の原因になる事があります。
*時々「右足(左足)を上にしていたら左足(右足)といったかたちで左右均等な時間だけ足を組む分には問題ない」という主張を耳にしますが、骨盤が前後方向にズレてしまい腰痛の原因になってしまうことがありますのでお気を付け下さい。
◎片足に体重を乗せて立つ
本来、脚の部分では両脚の筋肉、靭帯、骨で分担して体重を支えています。ところが片足に体重を乗せた状態で立っていると筋肉があまり作用せず靭帯と骨で体重を支えなくてはなりません。しかも片足です。長時間続けると靭帯と膝の軟骨には大きな負担になってしまいます。靭帯に負担が掛かり過ぎると靭帯はゆるくなってしまい変形しやすい膝になってしまいます。また、膝の軟骨に過度の負担が掛かると変形性膝関節症の原因になってしまいます。
◎ガニ股歩き、内股歩き
◎歩く時に前方(後方)に体重が掛かり過ぎる
ガニ股歩き、内股歩きをすると前後方向の重心がズレると同時に膝に対して横方向の力が掛かってしまいます。
筋力と柔軟性が無い脚で高すぎるハイヒールを履くと、垂直に立つ事が難しく前後方向の重心がズレてしまいます。加えて外反母趾の原因となってしまう場合があります。一つ一つの原因だけでは変化がない場合もありますが、二つ三つと原因が重なる事で相乗効果が起きO脚・X脚を形成してしまう恐れがあります。