マッサージは古代から行われていた治療法で、紀元前数百年頃からヨーロッパで盛んに行われていました。ローマの将軍ジュリアス・シーザーは、常に激烈な神経痛で悩んでいたのでマッサージを受けながら激務をこなしていたといいます。
1895年、ドイツの外科医モーゼンガイルが、マッサージについての研究結果、マッサージが血行および吸収に及ぼす効果の著しいことを外科学会に発表しました。これを契機にヨーロッパでマッサージが重要視されるようになり整形外科学の発達とともに発展してきました。
日本におけるマッサージは明治の中ごろに輸入され、あん摩・指圧と融合していきながら体系化されてきました。その後、現代医学における医療補助の施術として広く医療に応用されるようになりました。
