むちうち症(急性期)で説明した炎症が鎮まった後に、症状が改善しない事があります。その状態がむちうち症の慢性期です。
交通事故等で、頭部・頚部に大きな力が加わると、頚椎・上部胸椎・鎖骨・肋骨等に歪みが生じる事があります。
歪んだ骨が周辺の神経や筋肉を圧迫することで、関連各所に痛み・痺れ・感覚が鈍くなる等の症状や自律神経障害が引き起こされてしまうからです。
また、骨格が歪んでしまう事で関節の噛み合わせが悪くなる事から、関節の動く範囲が狭められてしまい、首や肩関節が動かしづらくなることもあります。
むちうち症を引き起こすほどの強い力が加わった骨格は、大きく歪んでしまいます。
多少の歪みであれば自然に回復することもありますが、大きすぎる歪みは自然回復が難しい場合があります。
この事から、当院では骨格矯正による神経圧迫の除去と関節のかみ合わせを整え関節可動域の改善を目的とした施術を行っております。
また、怪我をした個所は、治癒した後も古傷となって身体的弱点になる事があります。こういった個所は、ちょっとした切っ掛けで新たな症状を引き起こす事があるため、ご希望される方には予防対策について個別指導を行っています。