
過敏性腸症候群(IBS)の患者さんには当院ではマッサージの鎮静・興奮作用を目的とした施術を主に用いています。
便秘・下痢の主な原因は腸のぜん動運動異常にあります。過剰に働き過ぎる場合には鎮静作用を、機能低下には興奮作用を用い、適切な消化器運動を取り戻すことを目的としています。
※ぜん動運動=消化物を肛門の方向に運ぶ運動
また、長期間腹痛の状態にあると、腰が引けて猫背で生活しなくてはならないため、骨格が歪み腰痛や肩こりが誘発される場合があります。
腰痛・肩こりの痛みによるストレスは過敏性腸症候群を悪化させることもありますので、脊椎矯正で骨格を健全に保ち、ストレス軽減を図ります。
また、消化器への負担を軽減することで症状が緩和する事が多いので、以下の事を参考に生活習慣の改善をみましょう。
- 過度のストレスを避けるため、生活のペースを緩める
- 早食い、まとめ食い、夜遅くの飲食など暴飲暴食を避ける
- アルコール、香辛料、カフェイン、炭酸飲料など刺激物の摂取を控える
- 体(特に腹部)を冷やさない
- (下腹に両手をあて温めると軽いマッサージ効果があります)